PCPOSサイト(PCポスレジ)について

こんにちわ。kimonoです :-)

去年の12月25日にオープンしましたPCPOSサイトですが、おかげ様で多くのお問い合わせ、ご連絡をいただいております。

PCPOS: オープンソースパソコンポスレジシステム

ただ、どうしてもPOSレジのオープンソースということへの認識が薄いのか、オビタスターでは、POSレジ同様にホームページのCMSソフトウェアのサポート、公式サイトサポート、構築なども行っておりますが、こちらでは少ない、オープンソースを勘違いや、誤解されてのお問い合わせが少なからず来ているように思われます。

せっかくなので、ちょっと私信を記載させていただこうと思います。

POSレジのオープンソースは、ホームページのシステムとしてのオープンソースとの違いを感じさせられます。こういうのは、まだまだ日本のオープンソースソフトウェアの認識は薄いのかなということや、POSレジなどの販売に対するお客様の反応はこういうものなのかなということを感じています。

 

よくあるお問い合わせ例の一部です。

●このPOSレジはオープンソースだから、全てが無料でできるの? 市販のものや、メーカーのものよりも格段に格安でできるの? 無料でサポートしてくれないの?

 

一番多いお問い合わせのような気がします。

これはPOSレジに限らず、オープンソース全般に言えることかなと思われます。

 

もちろん、オープンソースのソフト自体はオープンに公開しているものになりますので、ダウンロードしていただき、無料で自由にご利用いただいて構いません。改変、カスタマイズなども自由です。

ただし、その場合は全て自己責任にて行っていただく必要がございます。

ハードウェアはオープンソースではございません。オビタスターでも代理店を行い購入を行っておりますのでご用意はできますが、都度お見積もりとなります。

オビタスターにハードウェアの設定や、POSレジのインストールや設定、カスタマイズをご依頼いただくこともできますが、こちらはオビタスターの人件費がかかるため、全て有料ということになります。

あくまでもご自身にて自己責任の上、ご利用いただく分が無料なのであって、ハードや、弊社の作業などが無料ということではないということになります。

 

市販のものや、メーカーのものに比べて格安にできるかということに関して。

こちらは、逆に高額になりますということが正解になるかと思います。

本来であれば、比較する対象が違うため、比べることができないというのが答えになるのかもしれません。

これもオープンソース全般に言えることですが、オープンソースの考え方になるかと思います。

市販のものや、メーカーのものというのは、基本的に各会社が一から作成したものですが、汎用的に多くの人に利用してもらえるようにパッケージ化して、カスタマイズなどを前提にせずに、同じものを大量に販売するものになります。

反対にオープンソースは、カスタマイズすることを前提に、利用者が、自由に自分の会社やショップなどにあわせて利用できるように根本部分をオープンに公開しているものになります。

当然、汎用なものと、オーダーメイドでは、全く違うものですので比較対象にならず、オーダーメイドの方が高価になります。

一からシステムを作った場合は完全なオーダーメイドのため、ものすごく高価になりますが、オープンソースの場合は、ベースになる根本のシステムがオープン化された状態であるため、比較的カスタマイズもしやすく、カスタマイズとしては比較的安価で対応ができるいわゆるセミオーダーに近い形なのかなと思います。

そのため、オープンソースの方が高価になるといえるでしょう。

ただ、汎用ではなく、自分の会社やショップにあわせた基本的に同じものではないものになるということになります。

何を重要視し、どうしたいのかによって、どちらを使うかということは分かれるものだと思います。

とにかく価格を重要視し、汎用的にご利用されたいのであれば、市販やメーカーのものになり、自由に独自なものにしたり、オリジナリティなものとして販売したりされたいのであれば、オープンソースを利用した方が、一から構築するよりは格安でいけるというような選択になると思われます。

 

●保守はどのようになっているの?

POSレジをリースなどで導入された場合は、当たり前のようになっています保守(何かあった際に店舗などにかけつけてもらう)ですが、オビタスターでは、全国に展開を行っておりませんので、全国を対象にした保守を行うことはできません。

基本的にPCPOSはハードではなくソフトウェアであり、PCPOSはハードを選ばない設計になっておりますので、きちんとバックアップさえ行っていれば、例えハードウェアが壊れたとしても、またハードウェアを買い換えたとしても、インストールをしなおし、データーを復旧さえ行えば、半永久的にご利用することが可能です。

これがハードウェア一体型のPOSレジとの大きな違いとなるのではないでしょうか。

 

●よくあるカスタマイズ事例は?

・実店舗の商品の在庫と、ネットショップなどの在庫を連動するような仕組み

・基幹システムと連動し、売上を集計するような仕組み

・VPNを使った多店舗展開

・顧客ポイントシステムとの連携

・各種ハードウェア会社との連携

・各種決済会社とのネットを介した連携

などなど、オープンソースならではのカスタマイズを実装することが可能で、自在に対応できるところがオープンソースの強みとなります。

 

 

今回は、ポスレジのお問い合わせを元にさせていただきましたが、さまざまなオープンソースでも同様のお問い合わせをよくお聞きします。

オビタスターはオープンソースを利用し、オープンソースで商売を行い、オープンソースにフィードバックし、開発チームのお手伝いを行っておりますが、少しでも多くの皆さんに知ってもらい、有効活用していただき、更に活用事例やカスタマイズをフィードバックし、みんなでオープンソースを盛り上げていきたいと日々考えております。

コメントを残す

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください